フルカラー印刷加工について

フルカラー印刷加工とは、商品本体にインクジェット印刷を行い、UV（紫外線）を当てる事で硬化させて加工部分を色鮮やかに表現する加工方法になります。
フルカラー印刷対応可能商品であれば、素材（クリスタルガラス・木製・金属製・アクリル製）問わず対応可能ですが、今回はクリスタルガラスやアクリル素材の様に加工面が透明になっている商品のフルカラー印刷加工を行う際のご入校や原稿送付時の注意点やなどをお伝えさせて頂きます。

フルカラー印刷加工の特徴

技術の進歩によりトロフィーや表彰メダル、表彰楯にもフルカラー印刷加工が出来るようになりました。
特徴は何といっても法人様のロゴやスポーツチームのエンブレムなどを、モノクロにすることなく色鮮やかに表現が可能な事です。
また、表彰文面などを黒文字で表現ができるのも特徴です。
クリスタルの透明感とフルカラー印刷加工のお色がとても美しく表現されます。
商品にもよりますが、当社のフルカラー印刷加工は商品の背面に加工を行います。
背面に加工を行う事で表面のクリスタルガラスやアクリル素材の透明度を活かしております。

フルカラー印刷加工の白抑え（白ベタ・白版）について

フルカラー印刷加工は透明（クリア）な素材に行いますので、紙に印刷と違い、そのまま印刷すると半透明となり透けた感じに表現されます。
デザイン性として透け感を出す方法もありますが、全てを透けた形で印刷してしまうと、見づらい仕上がりになってしまい、せっかくのデザインが台無しになります。
そこで、色をはっきりと表現する方法として、白抑え（白ベタ・白版）を引く事ではっきり・くっきりとカラーを表現します。

POINT1白抑え（白ベタ・白版）とは: 白抑えを行う事で、透明（クリア）なクリスタルガラスやアクリル素材にフルカラー印刷加工を行っても、透ける事なくカラーをしっかりと表現できます。
印刷手順は初めに色のついたデザインを印刷し、その上から白色の印刷を行います。
後ろから白抑え（白ベタ・白版）を行う事で色留めとなり、ご入校データまたは、当社作成の校正用データ（完成イメージ図）をプリンターでカラー印刷していただいた内容とほぼ同等の表現が可能です。
※実際の印刷はデザインを反転させて商品裏側から背面に印刷を行います。
POINT2白抑え（白ベタ・白版）の有無: ■上部が白抑え（白ベタ・白版）無しの状態で透けている加工になります。
文字などはっきりと表現する部分には向きませんが、背景やワンポイントのアクセントとしてはおしゃれな見た目になります。

■下部は白抑え（白ベタ・白版）有の加工になります。
色がしっかりと表現できるため通常はこちらの仕上げを施します。
また、賞名など文字などしっかりと表現させる部分は全て白抑え（白ベタ・白版）を入れて加工を行います。

もちろん、画像のように、白抑え（白ベタ・白版）有り・無しを混ぜて加工を行う事は可能ですので、ご入稿時もしくは、当社でデザイン作成時に細かくご指示くださいませ。
POINT3完全データ入稿の場合: お客様でデザイン作成用テンプレートにイラストレイター形式でデザイン作成を行い、ご入校を頂く際の注意点。

・白抑え（白ベタ・白版）の有無がデータ上だけではわかりかねるため、お電話やご入稿時のメール、ご入校データ内に、細かくご指示をお願い致します。

・白抑え（白ベタ・白版）用データは当社で作製を行うため不要ですが、白抑えデータの作成を行うにあたり、ロゴ・マークなどは全てアウトラインのかかったデータでご入校くださいませ。
※画像形式（jpg、gifなど）でご入校頂くと白版を作製する事ができません。

・イラストレイターの背景が白で作製される場合が多いため、白色に印刷を行うか、クリスタル（アクリル）の透明にて表現するかわからない場合があります。
加工ミスを無くすためにも、白色か透明かご指示ください。
POINT4当社で校正用データを作製の場合: エクセルやワード、パワーポイント、手書きなどで当社に原稿ベースでお送り頂く場合はご希望のイメージをお聞かせください。

・白抑え（白ベタ・白版）の有無がわかるように原稿内に記載をお願いします。

・ロゴデータやマーク・エンブレムなどは全てイラストレイター形式のアウトラインがかかったデータでお送りください。
頂きました内容で校正用データ（完成イメージ図）を作製させていただきます。
※イラストレイター形式のデータがない場合は、当社でデータ作成（4.000円～税別）でも対応可能です。